マロリーは二度死んだ



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そこに山があるから

ヒラリー以前にエベレストに登頂した可能性があると言われるマロリー。マロリーが登頂前に遭難したのか登頂後に死んだのか、のロマンチックな謎を巡っては色々な本がある。夢枕獏の「神々の山嶺」もしかり。だがマロリーに憧れて登山家になった史上最高の天才クライマー=「超人」と称されるメスナーはこの本で「マロリーは登頂していない。」と断言する。科学的検証というよりはメスナー自身の経験から断言している。ロマンが消えた、という少し残念な読後感。
マロリーの有名な言葉「そこに山があるから」は実はそんなに哲学的な言葉ではなく当時何度もエベレスト登頂に挑戦していたマロリーが記者会見の場で何度も何度も「何故登るのか?」と同じ質問を受けムッとして「'Cause it's there.」(そこにあるからだよ)と言い捨てただけに過ぎなかったのだ、ともいう。しかし正にそこにそれ(エベレスト)があったからマロリーは登りそして命を散らした。
1999年、75年ぶりにマロリーの遺体が発見された時「持っていたはずのコダックのカメラの中に頂上の写真が入っているはずだ。」と期待されたがコダックは発見されなかった。だからまだ謎は残ったのだ。
しかしメスナーは断言した。マロリーに2度目の死の宣告をした。メスナーにそう言われて誰が反論できようか。でもその反論を期待したいのが正直な気持ちだ。謎は謎のままでいいじゃないか、と。



山と溪谷社
そして謎は残った―伝説の登山家マロリー発見記
ラインホルト・メスナー自伝―自由なる魂を求めて
残された山靴―佐瀬稔遺稿集
ナンガ・パルバート単独行 (yama‐kei classics)
ヒマラヤを駆け抜けた男―山田昇の青春譜 (中公文庫)