三菱iのすべて (ニューモデル速報 (第372弾))


■三菱iのすべて (ニューモデル速報 (第372弾))
■愛しのティーナ―イタリア式自動車生活 (新潮文庫)
■自動車リサイクル最前線
■ホンダ「らしさ」の革新―突き抜けたクルマづくり
■J’s do it ourself―J’s garage hand book (Vol.2) (Neko mook (576))
■ユーロホットハッチ―フレンチ&イタリアン!ラテン系ホットハッチの情報満載!! (Gakken mook)
■快適自転車ライフ (岩波アクティブ新書)
■続 究極のエンジンを求めて―兼坂弘の毒舌評論
■究極のエンジンを求めて―兼坂弘の毒舌評論
■エンジン屋たちのDNA―ゴーン改革を支える日産・技師長大城義孝と技術者たちの挑戦

三菱iのすべて (ニューモデル速報 (第372弾))
三菱iのすべて (ニューモデル速報 (第372弾))
ジャンル:本
セールスランク:240903 位
発送可能時期:ご確認下さい
参考価格:￥ 450 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。

購入する
歴史に残る名車かな？

これだけのデザインのものを市販できたことに驚きます。
リコール問題で背水の陣を敷かなければならなかった三菱自動車の
内部事情やらダイムラーとの合併解消など色々あったことが本書から
伺い知ることができます。
外観は本当に日本車と思えないくらい（失礼！）カッコいい。
これが軽自動車として買うことができる我々は幸せなのでしょう。

軽自動車は税制上優遇されていますので、セカンドカーとして購入される
方が多いと思います。
注意すべきはこのクルマは前輪と後輪のタイヤサイズが異型であること。
通常のFF車のように、前輪と後輪のタイヤローテーションができません。
また、スペアタイヤも無くパンク修理セットが付属します。
維持する時にちょっとコスト高になるかも。

ミッドシップって三菱は言っているけどRRです。
リアにエンジンがあるのでリアの荷室が熱くならないか、ちょっと心配です。
あと凝った設計なので、これから長期になって信頼性で新たな問題が
見えてくる可能性があります。（これは新規設計品の宿命ですが。）

色々心配事はありますが、本当はすごく欲しいクルマです。
ただ、そう何台もクルマを所有できないので本書を読んでガマンします。
この「○○のすべて」シリーズで軽自動車っているのも珍しいです。
それだけこのクルマが注目されているってことですね。

可能性ある１台

件のクレーム隠し以来の逆風の中、三菱が投じてきた乾坤の一台が、この「i」。
軽自動車の定式を破った、リヤミッドシップと呼ぶ特異なレイアウト。
プラットホームもエンジンもブランニューであり、本気で世に問う一台と言える。
「同じ事をしていては勝負にならない」
崖っぷちから再生に賭ける三菱の覚悟が感じられる。
レイアウトを生かしてギリギリまで四隅に追いやられたタイヤ、
フロンドエンドから大胆に立ち上がる繭型のワンモーションフォルムには、
ギュッと凝縮された力感と、小動物のような躍動感があり、見た目からして他の軽とは違う何かを予感させる。
クルマを取り巻く状況は近年急激に変わりつつある。
”新しいコンパクト”を考える時、このiの発想は、今後の軽自動車の潮流を変えて行く可能性がある。

三栄書房のすべてシリーズは定番中の定番だけあり、メカニズムや使い勝手など、
バイヤーズガイドとして知りたい点はよく押さえられている。
紆余曲折あった開発の経緯や、これを世に問う意義など、開発陣の言葉で語られる点面白く読める。
取材は全体に適度な線での妥協が感じられ、突っ込みは足りない気がするが、このテのシリーズとしては仕方ないところか。

この先の車とはどういうものか？と考える際、「i」は格好の素材となる。
また三菱のクルマに対する姿勢がどう変わったかを計る上でも重要な一台である。
単に「モノ」としてでなくクルマを考える一助として本書をオススメしておきたい。


三栄書房
軽自動車のすべて (2006年) (モーターファン別冊)
トミカ No.117 三菱 i (アイ) (箱)
軽自動車のすべて (2007年) (モーターファン別冊)
トミカ No.117 三菱 i (アイ) (ブリスター)
MITSUBISHIコルトプラスのすべて (ニューモデル速報 (第350弾))